新NISAとiDeCoのメリットデメリット、オススメはどっち?

今話題となってる新NISAとiDeCo、どっちも投資系で非課税とか言われてますけど、よくわからない人用に簡単にまとめてみました。

結果だけ知りたい方はまとめまで飛んでください。

新NISA(少額投資非課税制度)

  1. 特徴:
    • 年間投資枠が360万円まで拡充されました。
    • 一人当たり最大1800円まで投資できます。
    • 利益分が非課税
  2. メリット:
    • 好きな時に引き出し可能:いざというときにいつでも引き出せます。
    • 運用益が非課税: 運用期間中の利息・配当金・売却益が非課税となります。
  3. デメリット:
    • 投資信託のリスク: 投資信託で運用する場合、値下がりする可能性もあります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

  1. 特徴:
    • 非課税の個人型確定拠出年金制度です。
    • 60歳まで引き出し不可。
  2. メリット:
    • 所得控除: 年末調整や確定申告によって所得控除を受け、所得税・住民税の納税額を減らせます。
    • 運用益が非課税: 利息・配当金・売却益が非課税となります。
  3. デメリット:
    • 60歳まで引き出し不可: 早期に引き出す予定の資金は他の制度を検討した方が良いです。
    • 投資信託のリスク: 投資信託で運用する場合、値下がりする可能性もあります。
    • 運営管理手数料: 加入先によっては手数料がかかる場合があります。
    • 課税リスク:受け取り方を間違うと課税されてしまう。

NISAの内容をかみ砕いた説明

めちゃくちゃ簡単にまとめるとこんな感じです。

NISAは勝手に投資先のファンド次第で増えたり減ったりするよ。

投資先はオールカントリーかSP&500が鉄板だよ。

いつでもお金おろせるよ。

増えたお金が非課税だよ。

長い目で10年~20年続けてたら元本割れのリスクは少ないよ

わかりやすく簡単に説明するとこんな感じね

逆にiDeCoのほうを見ていきましょう

iDeCoの内容をかみ砕いた説明

目的は違いますが、NISAに色んな追加要素があるのがiDeCoです。

一つ目はは60歳まではお金はおろせません。

ただし、重い身体障害を患ったり、死亡してしまった場合は、積み立ててた分を解約できます。

二つ目は毎月微々たる手数料が取られます。

これはNISA口座を作った金融機関によって手数料の額が変わりますが、ネット証券だと180円前後で銀行だと400円前後かかったと思います。

三つ目はお金をおろすときに、控除枠を超えたら税金がかかりますってことです。

そう非課税にするのにやり方があるってことです。

ここがNISAと違う大きなポイントだと思います。

iDeCoの受け取り方

まずiDeCoで積み立てたお金を受け取るのは、60歳~75歳の間に受け取る必要があります。

そして受け取るのは一時金(一括)として受け取るか、年金として受け取るか、併用するかを選びます。

3つの選択肢があるってことね

一時金で受け取る場合は退職所得控除の枠内で受け取れば非課税で、それを超えれば課税されます。

退職所得控除の計算はこんなかんじです。

勤続年数(=A)退職所得控除額
20年以下40万円 × A
(80万円に満たない場合には、80万円)
20年超800万円 + 70万円 × (A – 20年)

職場の勤続年数か、iDeCoの積み立て年数の長いほうどちらかをAとして計算します。

だから職場に20年働いていて、iDeCoに10年積み立ててたら、長いほうの20をAに代入して計算して800万になります。

これは退職金と控除枠を共有してしまうので、退職金が多い人は年金として受け取るほうが無難です。

次に年金として受け取る場合は雑所得となるので年金控除になります。

年金控除は60歳からあり、年齢が65歳未満では年金額130万円未満の場合の控除額が一律60万円です。 他方65歳以上では、330万円未満の場合の控除額が一律110万円で、つまり総額110万円以下なら公的年金等には課税されません。

だから年金を受け取るまでの間はiDeCoでフルに控除が使えるので、毎年110万円受け取れば非課税になります。

あとは何分割にして受け取るか選べます。

2カ月おきか、4か月おきか、半年おきか選べます。

ただし、そのたびに440円の手数料が取られるので、半年おきに年金として受け取るのがベストと言えます。

新NISAより不便すぎじゃない?

でも新NISAにはないメリットがiDeCoにはあるの

iDeCoのメリット

それは投資したお金(掛け金)が全額所得控除になることです。

わかりやすく言えば、年末調整や確定申告でお金が返ってくるということです。

仮に毎月の掛金が1万円の場合、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円、税金が軽減されます。

これは職業や年収と掛け金により軽減される額は違いますけど、↑の例で一番安くても年間2.4万の節税ということは、NISAに例えると年に2.4万増えたと言ってるのと同じことです。

自営業で毎年6.8万円をiDeCoで積み立ててると269,800円節税になると言われてますので、興味がある方は調べてみてください。

まとめ

できるだけ、難しい言葉を使わずに簡単に説明しましたがどうでしたでしょうか?

一番いいのはiDeCoで浮いた節税分をNISAにまわす、っていうのが一番最強だと思います。

自分は両方やってますが、どちらをやったほうがいいかと言われますと、生活防衛費がある人はiDeCoをオススメします。

因みに生活防衛費とは、万が一の病気やけがまたは失業、災害時などの思わぬアクシデントにより収入が減ったときに、当面の生活を維持するために備えておくお金のことです。

生活防衛費は、緊急時にすぐに引き出せるように、普通預金や定期預金などの元本保証されている金融商品に預けることがおすすめです。

ですので生活防衛費がない人は新NISAをおススメします。

以上、新NISAとiDeCoの違いとメリットデメリットでした。

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