2004年に放送が始まった『ふたりはプリキュア』から、2025年の最新作『キミとアイドルプリキュア』まで――。プリキュアシリーズは今年で22周年を迎えました。
その間に登場したプリキュアの数はなんと80人以上。テレビシリーズだけでなく、映画やスピンオフにも個性豊かなプリキュアたちが登場し、時代ごとに子どもたちや大人たちの心をつかんできました。
本記事では、そんな「プリキュアのすべて」を、作品テーマ・登場キャラ・年代別一覧で徹底的に解説!
プリキュアをよく知らない人も、懐かしさに浸りたい人も、この1本で歴代作品の魅力がまるごとわかります🌟
それでは、プリキュアの22年の旅路を一緒にたどっていきましょう!
年代順シリーズ一覧表
| タイトル | 放送年 | テーマ(モチーフ) | 主なプリキュア(変身前の名前) |
|---|---|---|---|
| ふたりはプリキュア | 2004年 | 光と闇の戦い(モチーフなし) | キュアブラック(美墨なぎさ)、キュアホワイト(雪城ほのか) |
| ふたりはプリキュア Max Heart | 2005年 | 光と闇の戦い(モチーフなし) | キュアブラック(なぎさ)、キュアホワイト(ほのか)、シャイニールミナス(九条ひかり) |
| ふたりはプリキュア Splash☆Star | 2006年 | 自然の美(花鳥風月) | キュアブルーム/ブライト(日向咲)、キュアイーグレット/ウィンディ(美翔舞) |
| Yes!プリキュア5 | 2007年 | 夢(蝶) | キュアドリーム(夢原のぞみ)、キュアルージュ(夏木りん)、キュアレモネード(春日野うらら)、キュアミント(秋元こまち)、キュアアクア(水無月かれん) |
| Yes!プリキュア5GoGo! | 2008年 | 夢(バラ/蝶) | ※『Yes5』と同メンバー+ミルキィローズ(美々野くるみ〈=妖精ミルク〉) |
| フレッシュプリキュア! | 2009年 | 幸福観(クローバー/ダンス/フルーツ) | キュアピーチ(桃園ラブ)、キュアベリー(蒼乃美希)、キュアパイン(山吹祈里)、キュアパッション(東せつな) |
| ハートキャッチプリキュア! | 2010年 | 心の悩みの解決(花/ファッション) | キュアブロッサム(花咲つぼみ)、キュアマリン(来海えりか)、キュアサンシャイン(明堂院いつき)、キュアムーンライト(月影ゆり) |
| スイートプリキュア♪ | 2011年 | 友情(音楽) | キュアメロディ(北条響)、キュアリズム(南野奏)、キュアビート(黒川エレン)、キュアミューズ(調辺アコ) |
| スマイルプリキュア! | 2012年 | 笑顔(絵本/幻獣) | キュアハッピー(星空みゆき)、キュアサニー(日野あかね)、キュアピース(黄瀬やよい)、キュアマーチ(緑川なお)、キュアビューティ(青木れいか) |
| ドキドキ!プリキュア | 2013年 | 博愛(トランプ) | キュアハート(相田マナ)、キュアダイヤモンド(菱川六花)、キュアロゼッタ(四葉ありす)、キュアソード(剣崎真琴)、キュアエース(円亜久里) |
| ハピネスチャージプリキュア! | 2014年 | 幸せ探し/恋愛(オシャレ) | キュアラブリー(愛乃めぐみ)、キュアプリンセス(白雪ひめ、〈ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ〉)、キュアハニー(大森ゆうこ)、キュアフォーチュン(氷川いおな) |
| Go!プリンセスプリキュア | 2015年 | 夢(プリンセス) | キュアフローラ(春野はるか)、キュアマーメイド(海藤みなみ)、キュアトゥインクル(天ノ川きらら)、キュアスカーレット(紅城トワ) |
| 魔法つかいプリキュア! | 2016年 | 手をつなぐ(魔法使い) | キュアミラクル(朝日奈みらい)、キュアマジカル(十六夜リコ)、キュアフェリーチェ(花海ことは〈=妖精はーちゃん〉) |
| キラキラ☆プリキュアアラモード | 2017年 | 大好きの気持ち/個性の輝き(スイーツ/アニマル) | キュアホイップ(宇佐美いちか)、キュアカスタード(有栖川ひまり)、キュアジェラート(立神あおい)、キュアマカロン(琴爪ゆかり)、キュアショコラ(剣城あきら)、キュアパルフェ(キラ星シエル〈=妖精キラリン〉) |
| HUGっと!プリキュア | 2018年 | 子育て/お仕事/ヒロイズム(職業ユニフォーム) | キュアエール(野乃はな)、キュアアンジュ(薬師寺さあや)、キュアエトワール(輝木ほまれ)、キュアマシェリ(愛崎えみる)、キュアアムール(ルールー・アムール) |
| スター☆トゥインクルプリキュア | 2019年 | 未知・多様性/イマジネーション(宇宙/星座) | キュアスター(星奈ひかる)、キュアミルキー(羽衣ララ)、キュアソレイユ(天宮えれな)、キュアセレーネ(香久矢まどか)、キュアコスモ(ユニ〈ブルーキャット〉) |
| ヒーリングっど♥プリキュア | 2020年 | 絆と思いやり/お手当て/生きる(地球のお医者さん) | キュアグレース(花寺のどか)、キュアフォンテーヌ(沢泉ちゆ)、キュアスパークル(平光ひなた)、キュアアース(風鈴アスミ) |
| トロピカル〜ジュ!プリキュア | 2021年 | 今、一番大事なことをやろう!(海/コスメ) | キュアサマー(夏海まなつ)、キュアコーラル(涼村さんご)、キュアパパイア(一之瀬みのり)、キュアフラミンゴ(滝沢あすか)、キュアラメール(ローラ) |
| デリシャスパーティ♡プリキュア | 2022年 | ありがとうの気持ち/シェアする喜び(ごはん) | キュアプレシャス(和実ゆい)、キュアスパイシー(芙羽ここね)、キュアヤムヤム(華満らん)、キュアフィナーレ(菓彩あまね) |
| ひろがるスカイ!プリキュア | 2023年 | ヒーロー(空) | キュアスカイ(ソラ・ハレワタール)、キュアプリズム(虹ヶ丘ましろ)、キュアウィング(夕凪ツバサ)、キュアバタフライ(聖あげは)、キュアマジェスティ(エル) |
| わんだふるぷりきゅあ! | 2024年 | 動物との絆(動物) | キュアワンダフル(犬飼こむぎ)、キュアフレンディ(犬飼いろは)、キュアニャミー(猫屋敷ユキ)、キュアリリアン(猫屋敷まゆ) |
| キミとアイドルプリキュア♪ | 2025年 | “キミ”がいるから輝ける、強くなれる!(アイドル) | キュアアイドル(咲良うた)、キュアウインク(蒼風なな)、キュアキュンキュン(紫雨こころ)、キュアズキューン(プリルン)、キュアキッス(メロロン) |
※各作品のプリキュア追加戦士や劇場版限定プリキュアも文中で解説します。
2004〜2009年:初代〜フレッシュ
ふたりはプリキュア(2004年)
シリーズ第1作。 女の子ふたりが光の戦士に変身し、闇の勢力と戦う物語です。テーマは「光と闇の戦い」で、幼児向けアニメでは珍しい本格的なバトルアクションが話題となりました。主人公の美墨なぎさ(キュアブラック)と雪城ほのか(キュアホワイト)は対照的な性格の中学2年生コンビです。明るくスポーツ好きのなぎさと、聡明で優しいほのかが力を合わせ、「DANZEN! ふたりはプリキュア」の決め台詞で敵に立ち向かいます。バディヒロインの王道スタイルを確立し、「女の子だって暴れたい!」というキャッチコピー通りパワフルな戦闘シーンが魅力です。物語後半では光の園の精霊メップル・ミップルとの絆も深まり、プリキュアとして成長していきます。
ふたりはプリキュア Max Heart(2005年)
初代の直接的続編であり、第2作目。 前作からプリキュアの二人が続投し、新たに謎の少女・九条ひかり(シャイニールミナス)が仲間に加わります。テーマは引き続き「光と闇の戦い」で、前作で守った**光の女王の生命(クイーン)**を巡って再び戦いが展開します。ひかりは光の意志を受け継ぐ存在で、変身後はプリキュアとは異なり戦闘補助役のシャイニールミナスとなります。なぎさ達との友情を通じて成長し、3人目の戦士が加わったことで戦闘に厚みが増しました。シリーズで初めて劇場版映画が制作されたのもMax Heartからで、この年はなんと映画2作品が公開されています。プリキュアシリーズ黎明期を支えた作品であり、なぎさ達はこのシリーズで中学3年生に進級します(シリーズ内で主人公が進級するのは後にも先にもMax Heartのみの特徴です)。
ふたりはプリキュア Splash☆Star(2006年)
第3作目。 前2作からキャラクターや世界観を一新し、日向咲(キュアブルーム / キュアブライト)と美翔舞(キュアイーグレット / キュアウィンディ)の新コンビが主人公です。テーマは「自然の美」で、花・鳥・風・月といった花鳥風月のモチーフが物語に散りばめられています。咲と舞は自然を司る精霊たちから力を授かり、大地と空のプリキュアとして自然のエレメントを守る戦いを繰り広げます。前半は咲=ブルーム(大地の力)、舞=イーグレット(空の力)として活躍し、後半ではパワーアップしてブライトとウィンディの新フォームに変身します。友情と自然への敬意が描かれ、華やかさと格好良さを両立した新たなプリキュア像を提示しました。以降、このシリーズから劇場版公開時期が春から秋に変更され、秋公開が定着します。
Yes!プリキュア5(2007年)
第4作目。 シリーズ初の5人チームのプリキュアが誕生しました。テーマは「夢」で、「5人の女の子がそれぞれの夢を追いかけながら共に戦う」物語です。メンバーは夢原のぞみ(キュアドリーム)、夏木りん(キュアルージュ)、春日野うらら(キュアレモネード)、秋元こまち(キュアミント)、水無月かれん(キュアアクア)の高校生・中学生混成チーム。色とりどりのコスチュームで戦隊ヒーロー的な要素を明確に打ち出し、それぞれ異なる個性と夢を持つ少女たちが協力して敵に立ち向かいます。「ドリームコレット」を巡る冒険を通じて**「夢を見る力」の大切さが描かれました。また、本作では妖精(ココとナッツ)が人間に変身**して登場するなど、新しい試みも盛り込まれています。さらにこの年からデータカードダス(プリキュアカードゲーム)の展開も始まり、マルチメディア展開が加速しました。
Yes!プリキュア5 GoGo!(2008年)
Yes!5の直接の続編で、第5作目。 前年から引き続き5人のプリキュアが登場し、学年は進級せずに物語が継続します(いわゆるサザエさん時空で時間経過を調整)。テーマは引き続き「夢」で、モチーフにバラの要素が追加されています。敵組織に奪われた「ローズパクト」を取り戻し、ローズガーデンを目指す物語が展開します。基本メンバー5人に加え、妖精ミルクが人間姿の美々野くるみとなりミルキィローズとして戦列に加わりました。シリーズで初めて追加戦士が6人目となった作品です。戦闘ではローズが加わることでチームの連携技が増え、よりダイナミックになりました。またこの年はプリキュア5周年であり、Webラジオ配信や前作キャラ出演の番外短編など記念企画も実施されました。児童向けアニメとして異例の女の子6人チームが確立したことで、以降も毎年メンバー構成を刷新するシリーズの基盤ができあがりました。
フレッシュプリキュア!(2009年)
第6作目。 メンバー構成を4人に戻しつつ、作品の雰囲気が大きく変わった新章です。テーマは「幸福観(しあわせかん)」、モチーフは四つ葉のクローバーやフルーツ・ダンスなど。桃園ラブ(キュアピーチ)、蒼乃美希(キュアベリー)、山吹祈里(キュアパイン)の3人で序盤が始まり、中盤で敵幹部だった東せつな(イース)が改心してキュアパッションとして加わります。敵にいた少女がプリキュアになるという衝撃的な展開で話題を呼びました。フレッシュはキャラクターデザインを一新し等身が上がったスタイリッシュな絵柄になったほか、変身ダンスやアイドル要素も盛り込まれています。「みんなを幸せにするヒーロー」という理念が強調され、明るくセクシーなキャラクターデザインも相まって、新たなファン層を開拓しました。またエンディングにシリーズ初の3D CGダンス演出を導入したのもフレッシュからで、以降の作品で定番となります。この年から毎春に歴代プリキュアが共演するクロスオーバー映画「オールスターズ」シリーズも始まり、初代〜Yes5までのプリキュア15人が映画で共闘しました。
2010年代:ハートキャッチ〜スター☆トゥインクル
ハートキャッチプリキュア!(2010年)
第7作目。 シリーズ屈指の人気を誇る作品で、馬越嘉彦氏の個性的なキャラクターデザインが特徴です。テーマは「心の悩みの解決」で、人々の心の花を守る物語。花咲つぼみ(キュアブロッサム)は内気な中学2年生ですが、明るく活発な来海えりか(キュアマリン)と出会いプリキュアに覚醒します。後に明堂院いつき(キュアサンシャイン)と月影ゆり(キュアムーンライト)も加わり、4人体制となりました。敵は人々の心の花を枯らす砂漠の使徒で、プリキュアたちは**「心の種」を集めて心を癒やしていきます。前半はコミカルな演出も多く笑いを誘いますが、後半にかけて重厚な人間ドラマや師弟愛(ムーンライトと先代プリキュア=キュアフラワーの物語)が描かれ、子ども向け作品ながら感動的と評判になりましたnijimen.kusuguru.co.jp。シリーズ初のプリキュア経験者(ゆり=ムーンライト)が序盤から存在**し、敗北からの再起という燃える展開も人気です。またつぼみの祖母・薫子は伝説のプリキュア「キュアフラワー」であり、劇場版では一時的に変身する姿も描かれています。ハートキャッチは国内アニメ誌の年間グランプリも受賞しja.wikipedia.orgnijimen.kusuguru.co.jp、プリキュアの名を一般層にも広めた作品です。
スイートプリキュア♪(2011年)
第8作目。 音楽の町・加音町(かのんちょう)を舞台に、「友情」と「音楽」をキーワードにした物語が展開されます。北条響(キュアメロディ)と南野奏(キュアリズム)は幼なじみの中学2年生。すれ違いから仲違いしていましたが、共に音楽の力で悪と戦うプリキュアに選ばれたことで友情を取り戻していきます。タイトルの「スイート(Suite)」は音楽用語で「組曲」を意味し、その名の通り「音楽と友情」がメインテーマになっています。東映プロデューサーは「音楽をテーマに、散らばった伝説の楽譜の音符を集めるというシリーズ最大のスケールで描く」とコメントしており、劇中ではプリキュアが音符集めをして敵と戦います。後半では黒川エレン(元敵幹部セイレーン)が改心してキュアビートとなり、さらに音楽の国の王女・調辺アコがキュアミューズとして加わり最終的に4人体制になります。追加戦士の正体(ミューズは誰?)を巡るミステリー要素がファンの間で盛り上がり、新鮮な驚きをもたらしました。また、組曲形式になぞらえ物語が前期・後期で大きく展開する構成もユニークです。音楽記号を模した必殺技や楽器モチーフのコスチュームなど演出面でも音楽尽くしで、シリーズでも異彩を放つ作品となりました。
スマイルプリキュア!(2012年)
第9作目。 おとぎ話の世界「メルヘンランド」をモチーフに、絵本のようなワクワク感と笑顔あふれるストーリーが特徴です。テーマは「笑顔」で、星空みゆき(キュアハッピー)ら5人の中学2年生プリキュアがみんなを笑顔にするため奮闘します。メンバーはハッピー以外に、日野あかね(キュアサニー)、黄瀬やよい(キュアピース)、緑川なお(キュアマーチ)、青木れいか(キュアビューティ)の5人編成。前年のスイート以来の5人体制で、キャラクター同士の掛け合いやギャグ要素が強めです。毎回繰り広げられるコメディタッチの展開や個性的な敵幹部たち(悪役もコミカル)で、子どもから大人まで親しみやすい作風になっています。しかしクライマックスでは涙を誘う熱いシーンもあり、笑いと感動のバランスが秀逸です。また**劇場版「プリキュアオールスターズNewStage」**シリーズがこの年スタートし、**映画限定プリキュアのキュアエコー(坂上あゆみ)が初登場しました。キュアエコーはTVシリーズ本編には登場しないゲストプリキュアですが、「奇跡のプリキュア」**として映画で活躍しシリーズに花を添えています。スマイル本編でも終盤、歴代プリキュアの力を借りる熱い演出があり、オールスター感が楽しめる作品です。
ドキドキ!プリキュア(2013年)
第10作目(シリーズ通算10作目記念)。ハート王国のプリンセスをめぐる愛と友情の物語です。テーマは「博愛」(広い愛)で、愛の結晶である「ロイヤルクリスタル」を守る使命を帯びています。主人公の相田マナ(キュアハート)は人助けが大好きな生徒会長で、「みんな幸せになってほしい」と博愛精神に溢れています。他のメンバーも全員ハイスペックなお嬢様揃いで、菱川六花(キュアダイヤモンド)は頭脳明晰、四葉ありす(キュアロゼッタ)は財閥令嬢、剣崎真琴(キュアソード)は異世界から来たアイドル歌手という異色のチームです。途中から円亜久里(キュアエース)という赤いプリキュアが登場し、一時5人体制になります(亜久里は幼いながらも頼れる存在)。本作では敵幹部イーラとの淡い交流や、マスコット妖精アイちゃんの子育て要素などエピソードが多彩です。特に亜久里/エースの登場は、「プリキュアに幼児が変身する」新展開として驚きをもって迎えられました。さらに最終決戦では敵も含めた全員の愛の力で奇跡を起こす胸熱い展開が描かれ、“愛”というテーマを最後まで貫いています。ドキドキはシリーズ10周年として製作陣に特別賞が贈られるなど、節目を飾るに相応しい作品となりました。
ハピネスチャージプリキュア!(2014年)
第11作目(プリキュア10周年記念作品)。 歴代プリキュアからの応援メッセージが毎週流れるなど、シリーズの節目を祝う演出が印象的でした。テーマは「幸せ探し/恋愛」で、愛乃めぐみ(キュアラブリー)たちがみんなの幸せを取り戻す戦いに挑みます。敵のサイアークによって世界各地が侵略されている設定で、各国にご当地プリキュアが存在する斬新な世界観を導入しました。氷川いおな(キュアフォーチュン)の姉・まりあ(元プリキュアのキュアテンダー)が敵に囚われていたり、日本以外にもフランスのプリキュア(キュアマダム)、ハワイのプリキュア(キュアサンセット&ウェーブ)などが登場し、シリーズ初のプリキュア国際化が図られています。主人公のめぐみは天真爛漫で他者思いですが、自分の幸せについて悩む面も描かれ、「自分のためにもプリキュアをやる」というセリフに象徴される自己実現のテーマが印象的です。またキュアハニー(大森ゆうこ)の登場やフォームチェンジ(プリキュアが衣装と能力を変えるパワーアップ形態)など、新要素も盛りだくさん。エンディング後には次作へのバトンタッチ映像が挿入されるようになったのもハピネスチャージからで、以降恒例となりました。本作の放送中にシリーズ通算500回を迎え、記念すべき作品として多くの試みがなされています。
Go!プリンセスプリキュア(2015年)
第12作目。 おとぎ話のプリンセスに憧れる少女たちが、「夢」と「強さと優しさと美しさ」を追求する物語です。テーマは「夢」で、モチーフは文字通りプリンセス(お姫さま)。春野はるか(キュアフローラ)は「プリンセスになる」という大きな夢を持つ中学1年生で、全寮制のノーブル学園に入学します。同級生の海藤みなみ(キュアマーメイド)、天ノ川きらら(キュアトゥインクル)と共にプリキュアとなり、夢を奪うディスダークと戦います。キャッチコピー「つよく、やさしく、美しく!」の通り、3人のプリンセスプリキュアは強さ・優しさ・美しさを磨きながら成長します。中盤からは敵幹部だった紅城トワが救われ、キュアスカーレットとして仲間に加わりました。トワにも「自分の夢を取り戻す」というドラマがあり、4人それぞれの夢と成長が丁寧に描かれます。舞台となる学園生活も魅力で、寮での共同生活や友情の日々がプリキュアの絆を深めます。キーアイテムの「ドレスアップキー」でドレス姿に変身・技発動する演出は華やかでゴージャスです。まさにシリーズ屈指のプリンセスらしいビジュアルと上品な世界観が特徴で、「夢は守り抜くもの」というメッセージが強く心に残る作品となっています。
魔法つかいプリキュア!(2016年)
第13作目。 魔法界と人間界、二つの世界を行き来しながら冒険するファンタジー色の強い作品です。テーマは「手をつなぐ」で、異なる世界の少女たちの絆と協力が描かれます。朝日奈みらい(キュアミラクル)は魔法が大好きな人間界の中学2年生。ある日出会った魔法界の少女・十六夜リコ(キュアマジカル)と意気投合し、ともにプリキュアに変身します。二人は魔法学校に通いながら12個のリンクルストーン(宝石)を集める使命に挑みます。中盤では不思議な妖精だった花海ことは(はーちゃん)が成長してキュアフェリーチェとなり、3人目のプリキュアに加わりました。「ふたりで手をつないで変身」が基本コンセプトであり、ミラクルとマジカルは常にコンビで支え合って戦います。魔法陣や杖を使った戦闘、呪文「キュアップ・ラパパ!」など魔法少女的な演出が随所に盛り込まれ、昭和の魔女っ子アニメへのオマージュも感じられます。物語終盤では2人が大人に成長した未来が描かれるなど異例の展開もあり、シリーズの中でも異彩を放つ作品です。また劇場版『奇跡の変身!キュアモフルン!』では、マスコットのクマぬいぐるみ・モフルンがキュアモフルンに変身するサプライズがあり、ファンを大いに驚かせました。2024年には大人になったみらいたちを描く続編『魔法つかいプリキュア!! ~MIRAI DAYS~』が深夜アニメ枠で放送され、長く愛される作品となっています。
キラキラ☆プリキュアアラモード(2017年)
第14作目。 スイーツ×アニマルをテーマに掲げたポップで可愛い作品です。スイーツに宿るエネルギー「キラキラル」を奪う悪と戦うため、パティシエ見習いの中学生・宇佐美いちか(キュアホイップ)が立ち上がります。テーマは「大好きの気持ち/個性の輝き」で、いちか達はスイーツ作りへの「大好き」の気持ちとそれぞれの個性を武器に戦います。メンバーは有栖川ひまり(キュアカスタード)、立神あおい(キュアジェラート)、琴爪ゆかり(キュアマカロン)、剣城あきら(キュアショコラ)に加え、後半でキラ星シエル(キュアパルフェ)が登場しシリーズ初の6人体制となりました。パルフェは伝説のパティシエだった妖精キラリンが人間に変身したプリキュアで、妖精プリキュアの先駆けです。戦闘では肉弾戦をほぼ封印し、クリームやチョコレートを使ったファンシーな必殺技で敵を浄化するなど、暴力的な描写を控えた演出が特徴です。また毎話後に「1分クッキング」のミニコーナーが挿入され、お菓子作りの楽しさも教えてくれます。キャラクターそれぞれにモチーフ動物(ウサギ、リス、ライオン、ネコ、イヌ、ペガサス)があり、耳や尻尾が生えたキュートなコスチュームも人気を博しました。「つくって!たべて!たたかって!」のキャッチフレーズ通り、創る喜びと分かち合う喜びが詰まった甘くて輝くプリキュアです。
HUGっと!プリキュア(2018年)
第15作目(プリキュア15周年記念)。 「なんでもできる!なんでもなれる!」が合言葉の、未来への可能性を描いた作品です。テーマは「子育て/お仕事/ヒロイズム」で、野乃はな(キュアエール)たちが未来から来た赤ちゃん「はぐたん」を守りながら、多様な職業体験を通じて成長します。薬師寺さあや(キュアアンジュ)や輝木ほまれ(キュアエトワール)と共にチアガールのようにエールを送るプリキュアとして奮闘し、中盤以降は愛崎えみる(キュアマシェリ)とルールー(キュアアムール)のペアが追加参戦しました。シリーズ初めて追加戦士が2人同時に登場した作品でもあります。本作はジェンダー観にも踏み込み、ヒーローに憧れる少年やアイドルを目指す少女など、多様な夢を肯定的に描いています。また歴代プリキュアとの共演も話題となりました。第21話では初代ブラック&ホワイトが登場し、最終話手前では歴代プリキュア全員が集結して強敵と戦うクロスオーバーが実現します。さらに男子高校生の協力キャラ・若宮アンリが一時的にキュアアンフィニ(非公式ながら男性プリキュア)に変身するサプライズや、未来のはぐたん=成長した姿のキュアトゥモローがお目見えするなど、挙げきれないほど盛り沢山の展開でした。育児や仕事といった社会的テーマも含め、新境地に挑戦した意欲作です。
スター☆トゥインクルプリキュア(2019年)
第16作目。 プリキュアたちが宇宙を冒険する、SFファンタジー色の強い作品です。テーマは「未知・多様性/イマジネーション」で、地球人も宇宙人も関係なく、多様な文化や価値観を尊重し合う物語が描かれます。星奈ひかる(キュアスター)たちは宇宙から来た妖精フワを守り、「スタープリンセス」の力で宇宙を闇から救う旅に出ます。羽衣ララ(キュアミルキー)はシリーズ初の宇宙人プリキュアで、地球の常識にとらわれないクールな女の子。天宮えれな(キュアソレイユ)は異文化背景を持つ明るいお姉さん、香久矢まどか(キュアセレーネ)は和の心を持つお嬢様と、多様なバックボーンを持つメンバーが揃いました。後半には宇宙怪盗ブルーキャットことユニ(キュアコスモ)が仲間に加わり、宇宙人プリキュアは2人に増えました。物語はロケットで様々な惑星を巡るスペースオペラ風で、星座のプリンセスや宇宙人キャラとの交流、言葉の壁を超えた友情などが丁寧に描かれます。平成最後のプリキュア作品であり、作中では多文化共生や未知へのワクワクといったメッセージが強調されました。エンディングには星空を舞台にしたCGダンス、次回予告前にはミニコーナー「星座占い」もあり、演出面でも宇宙尽くし。夢と想像力(イマジネーション)で広い宇宙を繋ぐ、ロマンあふれる作品です。
2020年代:ヒーリングっど〜キミとアイドル
ヒーリングっど♥プリキュア(2020年)
第17作目。 地球を浄化する癒やしのプリキュアたちの物語で、令和最初のシリーズです。テーマは「絆と思いやり/お手当て/生きる」で、花寺のどか(キュアグレース)、沢泉ちゆ(キュアフォンテーヌ)、平光ひなた(キュアスパークル)の3人が地球のお医者さんのように地球をお手当て(癒やし)します。パートナー妖精のラテ(子犬)の容体を気遣ったり、敵に傷つけられた自然を「テアティーヌの力」で癒すなど、“思いやり”を全面に押し出した優しい作風です。後半では風のエレメントの化身・風鈴アスミ(キュアアース)が4人目として加わり、シリーズ初の成人プリキュア(外見年齢は成人女性)が誕生しました。敵はビョーゲンズという病原体を模した存在で、ちょうど放送時期に世界的な感染症流行(新型コロナ)の影響もあり、現実とリンクすると話題になりました。実際、コロナ禍による制作スケジュールの乱れで放送休止・総集編対応を余儀なくされ、全45話と話数短縮になった経緯もあります。それでも「誰もが生きる地球を大事にしよう」というメッセージはしっかり届けられ、困難な時代に寄り添う癒やしのプリキュアとなりました。エンディング後の次作へのバトンタッチ映像はこの作品から一時中断されましたが、シリーズ全体として見れば節目の作品です。
トロピカル〜ジュ!プリキュア(2021年)
第18作目。 常夏の太陽のように明るくハイテンションなプリキュアたちが大活躍する作品です。テーマは「今、一番大事なことをやろう!」で、夏海まなつ(キュアサマー)たちは「後回しはもったいない!」を合言葉に、“今”を全力で楽しみながら敵と戦います。モチーフは海とコスメ(コスメティック)で、人魚のローラが人間に変身して滝沢あすか(キュアラメール)となるというユニークな展開も話題になりました。まなつ(中学1年)は南国育ちの元気娘、涼村さんご(キュアコーラル)はコスメ好きのやさしい少女、一之瀬みのり(キュアパパイア)は知的な読書家、滝沢あすか(キュアフラミンゴ)は頼れる高校生と、年齢も性格も様々な4人+人魚ローラのチームです。主人公キュアサマーは髪色が白に近い虹色系で、シリーズ初めてメインカラーがピンク以外の主人公となりました。敵は人々のやる気を奪う「あとまわし魔女」とその手下たちで、プリキュアは奪われたやる気パワーを取り戻すため戦います。戦闘ではメイク道具型アイテムを使ったり、人魚のローラが水中戦を繰り広げたりと、海洋&コスメ要素満載です。物語終盤では人魚女王の後継者選びや、ローラがグランオーシャンの女王になる夢を叶える展開など、成長物語としても爽快な締めくくりでした。“トロピカる!”という造語の掛け声通り、最後まで明るく前向きに駆け抜ける作品です。
デリシャスパーティ♡プリキュア(2022年)
第19作目。 「ごはんは笑顔」のキャッチコピー通り、食べる喜びと感謝をテーマにしたハートフルな作品です。テーマは「ありがとうの気持ち/シェアする喜び」で、和実ゆい(キュアプレシャス)たちは美味しい料理を守るため、「ごはんはみんなのエネルギー!」と戦います。モチーフはごはん(食事)で、各プリキュアにも料理の国の妖精パートナーが付きます。キュアプレシャスのパートナーはご飯の妖精コメコメ、キュアスパイシー(芙羽ここね)にはパンの妖精パムパム、キュアヤムヤム(華満らん)には麺の妖精メンメンが付き、それぞれ力を貸してくれます。追加メンバーの菓彩あまね(キュアフィナーレ)は元は敵幹部でしたが、救われてプリキュアに覚醒しました。敵組織ブンドル団はレシピ本を狙い料理を強奪しますが、プリキュアは「デリシャスフィールド」という結界で戦い、料理のレシピを取り返します。本作は食育の要素も強く、毎回「レシピッピ」と呼ばれる料理の妖精が登場し、料理の大切さや多様性を教えてくれます。さらにレギュラー男性キャラのローズマリー(料理の妖精の指導者)も登場し、男性がプリキュアをサポートする新しい試みも見られました。放送中盤では東映アニメーションへの不正アクセス事件による放送延期も経験しましたが、その困難を乗り越えて「食の幸せ」を届けきった意欲作です。
ひろがるスカイ!プリキュア(2023年)
第20作目(プリキュア20周年記念)。 シリーズ初の異世界出身の主人公やレギュラー男性プリキュアが登場し、大きな話題を呼んだ作品です。テーマは「ヒーロー」で、「ヒロインではなくヒーローとしてプリキュアを再定義する」という意欲的なコンセプトが掲げられました。主人公のソラ・ハレワタール(キュアスカイ)は天空の異世界・スカイランド出身の少女で、地上世界(ソラたちの呼ぶところの「オトナリ界」)に降り立ちます。地上で出会った虹ヶ丘ましろ(キュアプリズム)と心を通わせ、二人でプリキュアに変身。空を自由に駆け巡り人々を助ける姿はまさにヒーローそのものです。追加メンバーとしては、プリンスの少年・夕凪ツバサ(キュアウィング)がシリーズ史上初の男性プリキュアとして加わり、またソラたちの幼馴染である成人女性・聖あげは(キュアバタフライ)もシリーズ初の大人プリキュアとして参戦しました。さらに後半ではスカイランドの赤ちゃん王女エルが急成長し、キュアマジェスティに覚醒します。異世界×現実世界の行き来や、空飛ぶヒーローアクション、そして男性・大人・赤ちゃんと多彩なプリキュアの存在など、新鮮な驚きの連続でした。20周年記念らしくオールスター映画『プリキュアオールスターズF』も公開され、映画ではプリム(キュアシュプリーム)という新たなプリキュアも登場しました。キュアシュプリームは謎めいた存在で、映画オリジナルキャラクターのプリムが変身するミステリアスなプリキュアです。こうした試みも含め、「ひろがるスカイ!」はまさにプリキュアの可能性が“ひろがる”作品となりました。
わんだふるぷりきゅあ!(2024年)
第21作目。 タイトルはひらがな表記で「ワンダフル」と読むユニークさで、人と動物の絆がテーマです。シリーズ史上初めて犬がプリキュアに変身する設定が盛り込まれました。主人公の犬飼こむぎ(キュアワンダフル)は、人間の少女ではなく飼い犬のパピヨン犬です。こむぎは飼い主で中学生の犬飼いろはと強い絆で結ばれており、ある日突然不思議な力で人間の姿に変身しプリキュアとして覚醒します。いろはもこむぎと一緒にキュアフレンディへと変身し、二人は“犬チーム”プリキュアとして活動します。一方、もう一組の“猫チーム”プリキュアとして、看板猫の猫屋敷ユキ(キュアニャミー)とその飼い主の猫屋敷まゆ(キュアリリアン)も物語中盤から登場し、最終的に2人+2匹の4人体制となりました。敵は動物をモンスター化して暴れさせる悪党で、プリキュアたちは暴走した動物を優しく抱きしめて浄化するという他作品にはない戦い方で臨みます。犬や猫が人間に変身して戦うという発想は、東映の鷲尾プロデューサー曰く古典落語「元犬」が元ネタとのことで、「自分のペットが一緒にプリキュアになれたら」という夢を形にしたそうです。放送中には『クレヨンしんちゃん』との異色コラボエピソードも実現し、話題を呼びました。1000回記念となる回も含まれた本作は、動物愛に満ちたハートフルなプリキュアとして人気を集めています。
キミとアイドルプリキュア♪(2025年)
第22作目(通算20代目のプリキュア)にあたる最新作。「アイドル」を全面に押し出した異色のテーマで、伝説の救世主アイドルプリキュアが活躍します。テーマはキャッチコピーにもなっている「“キミ”がいるから輝ける、強くなれる!」で、プリキュアが応援してくれる存在(=“キミ”)のために歌って踊って戦う物語です。主人公の咲良うた(キュアアイドル)は歌うことが大好きな中学2年生。ある日アイドルの国「キラキランド」からやって来た妖精プリルンを助けたことで伝説のプリキュアに目覚めました。うたは蒼風なな(キュアウインク)、紫雨こころ(キュアキュンキュン)という仲間とアイドルグループを結成し、歌とダンスで敵を倒すという新しい戦いに挑みます。一方、中盤からはプリルン自身も人間態になってキュアズキューンに変身し、彼女に憧れる妖精メロロンもキュアキッスとなって登場します。ズキューン&キッスのデュオは当初正体不明で現れましたが、物語後半で正式に合流し5人組アイドルプリキュアが揃いました。ライブシーンさながらの名乗り口上や、プリキュアがCDデビューしてアイドル活動までするという意表を突く設定で、プリキュアシリーズの新境地を開拓しています。プロデューサー曰く「“応援してくれるキミ”と“頑張る私”が照らし合う作品にしたい」とのことで、観る子どもたちも自分が応援されているような気持ちになれるコンセプトが光ります。現在放送中であり、2025年秋には本作の単独映画も公開。アイドル×プリキュアの融合がどのようなフィナーレを迎えるか、大きな注目を集めています。
劇場版・外伝で登場した特別なプリキュアたち
テレビシリーズ以外にも、映画やスペシャル番組で限定プリキュアが誕生することがあります。その代表格がキュアエコーとキュアシュプリームです。
- キュアエコー(坂上あゆみ):2012年公開のクロスオーバー映画『プリキュアオールスターズNewStage』で初登場した、シリーズ初の映画オリジナルプリキュアです。ごく普通の少女・あゆみが「みんなの思いが届け!」という願いから奇跡的に変身した姿で、一度きりの変身でしたが**“奇跡のプリキュア”**としてシリーズに名を残しました。その後のNewStage続編やオールスターズ映画にも案内役的に登場しています。
- キュアシュプリーム(プリム):2023年公開の20周年記念映画『プリキュアオールスターズF』で登場した最新の映画限定プリキュアです。異世界でプリキュアたちを導いていた少年(少女?)プリムが変身する謎のプリキュアで、一人称が「ボク」でクールな雰囲気を持つミステリアスな存在でした。プリキュア史上でも異色のキャラクターで、映画内では*「最も多くのプリキュアが登場する映画」*として彼女(彼?)を含むオールスターが共闘し、ギネス世界記録にも認定されています。
このほか各シリーズ内でのゲストプリキュアも存在します。例えば、ハートキャッチのキュアフラワー(花咲薫子)は前世代のプリキュアで、劇場版で一時的に変身するお婆ちゃんプリキュアでした。ハピネスチャージのキュアテンダー(氷川まりあ)はキュアフォーチュンの姉で元プリキュアとして登場し、最終決戦で変身シーンが描かれています。HUGっとでは、未来から来た赤ちゃんが成長したキュアトゥモローや、男子高校生が一度きり変身したキュアアンフィニ(アンリ)などサプライズがありました。魔法つかいプリキュアの劇場版ではマスコットのモフルンがキュアモフルンに変身し、観客を驚かせました。
プリキュアシリーズはこのように毎年テーマや切り口を変えつつ、**「大切なものを守るために戦う女の子(最近では男の子や大人も)たち」**という芯は一貫しています。22年の歴史の中でテレビ、映画、番外編、舞台と様々な形に広がり、常に新しい挑戦をしながら子どもたちに夢と勇気を与えてきました。これからもプリキュアたちの活躍は続いていくことでしょう。あなたもぜひお気に入りのシリーズを見つけて、プリキュアの世界を楽しんでみてくださいね!

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